Free10周年イヤー「出発進行」 東北エモーションの節目祝う/JR八戸線
JR八戸線の八戸―久慈間を走るレストラン列車「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」が今年10月、運行開始から10周年を迎える。JR東日本盛岡支社は1日、八戸駅で「10周年イヤー出発セレモニー」を開催。関係者らが10周年ロゴのヘッドマークを取り付けた列車を見送り、節目の年を祝った。
2013年10月19日に運行開始した東北エモーションは、沿線の風景を眺めながら地元産食材を使った昼食やデザートを味わえる。3月1日現在、往復で計約8万6千人が利用した。
1番線ホームで開かれたセレモニーで、吉田正樹八戸駅長が「皆さまに愛されてここまで来られた。今後もまた来ていただける八戸エリアを、皆さまと共につくっていきたい」とあいさつした。
午前11時6分、吉田駅長の合図で列車が出発。ホームには、地元の園児や関係者、八戸市のマスコットキャラクター「いかずきんズ」なども駆け付け、旗や手を振って見送った。
セレモニーを企画し、東北エモーションの乗務員を務める玉山悠人さんは「10周年を迎えるに当たって良いスタートが切れた。運行を支えてくれた地域の皆さま、利用した全てのお客さまに感謝の気持ちを込め、楽しんでいただけるような企画を考えていきたい」と語った。