Free時間外手当を不正受給 男性職員を停職処分/二戸市

二戸市は27日、副主幹級の40代男性職員が勤怠管理システムの不適正な処理により、約27万円の時間外勤務手当を不正に受給するなどしたとして、20日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと明らかにした。

 市によると、職員は昨年4~12月に時間外勤務の実態がないにもかかわらず、退勤時刻の修正や所属長への虚偽の申請などをし、87時間分の手当を不正に受給した。所属長のパソコンに不正にログインし、自らの時間外勤務の申請を無断で決裁したこともあった。

 ほかにも、庁内のネットワークで、所属とは別の部署が管理する業務データにアクセスし、一部を故意に消去した。

 市は不正受給分の返還を求め、職員は応じる姿勢を示しているという。また、市は所属部署の男性部長と男性課長を厳重注意処分とした。

 藤原淳市長は27日の市議会臨時会で処分の経緯を報告し、「公務員としての自覚に欠ける事案で、市民に深くおわびする」と陳謝した。

 
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