Free交通安全、ラジオで呼び掛け 小中学生が朗読担当/二戸

ラジオ収録で作文を朗読する田中柚朱さん
ラジオ収録で作文を朗読する田中柚朱さん

二戸市のコミュニティーFM局「カシオペアFM」は4月3日から約2週間、警察庁などが全国の小中学生から募集した2022年度の「交通安全ファミリー作文コンクール」の優秀作品を、情報番組内で紹介する。市内の小中学生約10人が朗読を担当する。

 朗読の放送は3年目。同局パーソナリティーの川口奈々美さんが、岩手県警の交通安全アドバイザーを委嘱されている縁で、二戸警察署と連携して企画した。全国の優秀作品の一部を、平日朝と夕の情報番組「ジュニアスターズ」で放送する。

 20日、市立福岡中1年の田中柚朱(ゆず)さんが同局のスタジオで収録に参加。長野県で、子どもが登下校中に信号機のない横断歩道を渡る際、車を止めて待ってくれた運転手にお辞儀をする習慣があり、車の一時停止率の高さにつながっているというエピソードを紹介した。

 田中さんは収録後、「他県では交通事故を防ぐ取り組みを徹底していると感じた。朗読は昨年も挑戦したので、緊張せず読めたと思う」と笑顔を浮かべた。

 このほか、同局は全国春の交通安全運動(5月11~20日)に合わせた安全キャンペーンを展開する予定。安全運転などを呼びかけるスポットCMの放送に加え、ゆるキャラ「浄法寺のねこ」をデザインした交通安全ステッカーを作り、市内小学校の新入生に配布する。

 
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