Free多くの人に魅力を 津軽三味線奏者・高橋竹山の映画 むつ、八戸で4月上映
津軽三味線の大家、高橋竹山(1910~98年)のドキュメンタリー映画「津軽のカマリ」を手がけた大西功一監督(57)=函館市=が、全国キャラバン上映会を実施している。青森県南地方では、むつ市(4月24日)と八戸市(同28日)で行う。10日、デーリー東北新聞社青森支社を訪れた大西監督は「竹山を知らない人にも改めて魅力を伝えたい」と思いを語る。
竹山は平内町出身。幼少期、はしかが原因でほぼ視力を失い、生きていくために三味線を覚えた。60年代には津軽三味線の独奏という芸域を切り開き、国内外に魅力を広めた。
映画は竹山の演奏、弟子へのインタビュー、2代目高橋竹山への密着など貴重な映像を収録。全国キャラバン上映会は2019年秋に始めたが、新型コロナウイルスの拡大により中止を余儀なくされた。今年、没後25年を迎えるに当たり、改めて多くの人に竹山の魅力を伝えようと再開した。
むつ会場は大畑町の大安寺で午後6時半開演。八戸会場は「はっち」で午後3時と6時半からの2回上映する。2回目の上映後、津軽三味線演奏家の松田隆行さん(八戸市出身)による生演奏もある。
料金はむつ会場が前売り1600円(当日1800円)。八戸会場は1回目が1500円(1800円)、2回目が1900円(2200円)で、生徒・学生は300円引き。
このほか、没後25年の企画として4月20日、十和田市民文化センターで2代目高橋竹山のコンサートも予定されている。
問い合わせは、映画上映団体「大地の眼」=電話090(4609)8397、平日午後6~9時、土日祝日午前10時~午後9時=へ。
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