Freeビバルディ「四季」で独自ダンス TABATHAが八戸公演
東京を拠点とするダンス集団「TABATHA(タバサ)」は4、5の両日、八戸市の「はっち」で「わたしの四季」を上演した。同市出身の四戸由香(よしか)さんら4人が、ビバルディの代表作「四季」を独自に解釈し、ユーモラスな身体表現と共に届けた。
はっちが本年度から始めた、パフォーミングアーツ公演事業の第4弾。四戸さんは同市でダンスを始め、日本女子体育大に進み、現在は都内の高校で体育講師として勤務する。イタリアやドミニカ共和国、メキシコなどの公演にも参加してきた。
「わたしの四季」は、クラシックの名曲「四季」に合わせて踊る作品。ステージは、メンバー4人がアフタートーク(終演後に出演者らが公演を振り返る座談会)を始める―という不思議な演出と共にスタート。春夏秋冬のさまざまな風景をコミカルに表現したダンスを次々と届け、観客の目をくぎ付けにした。ラーメン屋を舞台にしたコント仕立ての場面も会場の笑いを誘った。
公演終了後、四戸さんは「お祭りのようなTABATHAの踊りで八戸を元気にできていたら、うれしい」と笑顔で語った。