Free【北奥羽の神社】米どころを支える古社/大池神社(十和田市)

北奥羽の神社
北奥羽の神社

田園風景が広がる十和田市相坂地区で、五穀豊穣(ほうじょう)を願う人々が足を運ぶ古社。青森県産業技術センター藤坂稲作部のある田面地域で、約千年前に稲作が始まったとされ、そこで必要不可欠な水源地に水神様を祭ったのが始まりとされる。

 大池大明神として祭られてきたが、相坂地区が西へ広がったことに伴い、室町時代末期に現在の場所に遷宮されたといわれる。以後、地域に親しまれ、例大祭では地元の市立藤坂小児童が学習発表会を行うなど、地域になくてはならない存在となっている。

 御神木のイチョウは市の保存樹木に指定されている。遷宮に伴って植えられたとされ、推定樹齢400年の巨木だ。2本並ぶ姿が珍しく、写真に収める参拝者も見られる。境内には戦中に天皇の写真や教育勅語を収めていた「奉安殿」があり、歴史を後世に伝える役割も担う。

【御利益】五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、交通安全、学業成就
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【住所】十和田市相坂115の1

 
お気に入り登録