Freeえんぶりの歴史学んで 市博物館で展示会、ひな人形展も/八戸

丸元えんぶり組の烏帽子などが並ぶ会場
丸元えんぶり組の烏帽子などが並ぶ会場

八戸市博物館で「えんぶり展」が開かれている。烏帽子(えぼし)や衣装、資料など77点を展示し、来場者がえんぶりへの理解を深めている。「ひな人形展」も同時開催している。3月12日まで。

 昭和20年代後半まで、同市小中野地区に存在した「丸元えんぶり組」の烏帽子や旗、祝福舞などで使われた手びら鉦(がね)などが目を引くほか、昨年、中止となって使われなかったえんぶり奉納順番札などが並ぶ。

 同館学芸員の野沢江梨華さんは「丸元組の往時の姿を見てほしい。歴史の観点からえんぶりを学んでいただければ」と来場を呼びかける。

 ひな人形展では市内の商家が所有していた「享保雛(びな)」や「立雛」などの歴史雛や、鏡、郷土玩具のまりなどが展示されている。

 学芸員によるギャラリートークも企画されている。えんぶり展は18、19日、ひな人形展は3月3日。各日午後1時半から。当日受付で先着順。

 開館時間は午前9時~午後5時。入館料は小中学生50円(市内の小中学生無料)、高校・大学生150円、一般250円(市内在住の65歳以上半額)。2月は20、24、27日休館。

 
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