Freeフレッシュ感味わって 縁起酒「立春朝搾り」出荷 八戸酒類五戸工場
八戸酒類(橋本八右衛門代表)は4日、五戸町川原町の五戸工場で、立春の早朝に搾った酒を瓶詰めした縁起酒「立春朝搾り」を発売した。
日本名門酒会の呼びかけで毎年実施しており、今年は35都道府県から43の酒蔵が参加。同社は17回目の参加で、商品名は三戸産酒造好適米「華吹雪」などを使用した「如空純米吟醸生原酒」。昨年末から仕込みを開始し、2200本を生産した。
この日は午前5時半から出荷作業が始まり、作業員が機械で瓶詰めした後、特製ラベルを貼り付けた。商品はその後、龗(おがみ)神社(八戸市)の坂本博史権禰宜(ごんねぎ)からおはらいを受け、日本名門酒会に加盟する青森県内のスーパーや酒販店などに運ばれた。
720ミリリットル入りで、税込み価格は1980円。県内19店舗で販売される。同社統括杜氏(とうじ)の上井裕文さん(52)は「1月末の寒波などで温度管理に苦労したが、甘味と酸味のバランスが良い酒に仕上がった。搾りたてのフレッシュ感を味わってほしい」と話した。
問い合わせは八戸酒類=電話0178(43)0011=へ。