Free消防車両から出火、1台焼く 原燃、サイクル施設構内

エンジン部分などが焼けた消防車両(日本原燃提供)
エンジン部分などが焼けた消防車両(日本原燃提供)

日本原燃は28日、六ケ所村の核燃料サイクル施設構内で、原燃所有の消防車両から火災が発生し、車両1台を焼いたと発表した。けが人はおらず、原因は調査中。現場は放射線管理区域外で、周辺環境への影響はないとしている。

 原燃によると、同日午前7時半ごろ、消防車両を駐車する再処理事業所構内の「新消防建屋」で、暖機運転していた車両のエンジン部から出火した。協力会社の作業員2人が消火を試みたが消し止められず、通報を受けた六ケ所消防署の署員が消火、同8時35分に鎮火を確認した。

 原燃には構内の火災に対応するための「自衛消防隊」がある。火災が発生した車両は2013年の新規制基準施行後に導入しており、前日の点検では異常はなかったという。

 原燃は、重要度が最も高い「A情報」として関係機関に情報を提供。県は現地に職員を派遣するとともに、原因と対策の詳細な報告を求めた。

 
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