Freeうま味、冷えれば冷えるほど しみ豆腐作り盛ん/三戸
20日は二十四節気の一つで、一年の中で最も寒さが厳しいとされる「大寒」。三戸町貝守地区では、冷え込みが強まるほどにうま味が増す「しみ豆腐」作りが盛んに行われている。
薄く切った豆腐を屋外に干して作るしみ豆腐は、冬の保存食として重宝される。同地区では「貝守やまゆり会」(貝守幸子会長)が活動拠点のウッド・ロフトかいもりで生産している。
青森地方気象台によると、同町の19日の最高気温は2月下旬並みの4・2度。この日は暖かい日差しが差し込む中、会員がひもで結わえた豆腐を天井の棒に掛けていった。
しみ豆腐作りを担う米田恵子さん(70)は「今冬は暖かい日が多い。おいしいしみ豆腐ができるよう、もっと冷え込んでくれたら」と話した。