Free黒毛和種、前年比10万円安 子牛初競り/青森県家畜市場
七戸町の青森県家畜市場で13日、2023年の子牛の初競りが行われた。黒毛和種全体の平均価格は前年より10万円程安い60万9956円だったが、年末からはほぼ横ばいとなった。
市場関係者によると、配合飼料の価格や燃料費の高騰など飼育経費が増加したことから、買い付けコストを抑える傾向にあり、昨年5月中旬から全国的に子牛の価格が下落。県内でも6月から落ち込んだ。
同日は、黒毛和種の去勢と雌計495頭が取引された。平均価格は去勢67万9527円、雌50万1093円。最高価格は去勢99万円、雌122万5400円だった。
県畜産連合会の山内正孝会長は「生産者も購買者も利益が出て、次の生産に対応できる価格で推移してほしい。昨年10月の全国和牛能力共進会での好成績をもっとアピールしていきたい」と話した。