八戸市小中野８丁目の御前神社（浪打磐根宮司）で２６日、来年の干支「卯」を描いた大絵馬が奉納された。３匹のウサギが新年の訪れを待ち望んでいる。

　同神社では２００１年から干支の大絵馬を制作している。今年は同市を中心に活動する劇団やませ代表の大舘登美子さん（６６）が約２０日かけて完成させた。

　縦２・４メートル、横３・６メートルの絵馬は、童謡「故郷」の「兎追いしかの山」の歌詞を思い浮かべながら描いたという。夏の種差海岸などの風景や、ハマナス、ニッコウキスゲなど八戸にゆかりのある植物などもちりばめた。「わすれがたきふるさと」と添えられている。

　今回が２度目の制作となった大舘さんは「絵を見て地域を思い出してほしい。来年はウサギのように跳びはねるような飛躍した１年になれば」と願った。

　大絵馬は３１日に掛け替えられる予定。

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