第６回桜流鏑馬（やぶさめ）フォトコンテスト（十和田流鏑馬観光連盟主催）の表彰式が１８日、十和田商工会館で開かれた。青森市の藤森達（とおる）さん（４０）の「桜流鏑馬」が流鏑馬部門で１位になり、最優秀賞に輝いた。作品は来年度の第２０回桜流鏑馬のポスターに採用される。

　コンテストは今春、十和田市中央公園で開かれた第１９回桜流鏑馬で撮影した写真が対象で、走路内で人、馬、弓が写った流鏑馬部門と、被写体に条件を設けない自由写真部門の２部門で実施。８３点の応募作品から、一般投票や審査員票の総投票数により、受賞１０作品を決定した。

　表彰式は同会館で１７、１８日に開催された流鏑馬文化祭で行われた。藤森さんの作品は、投票総数２２７２票のうち、トップの１６０票を獲得した。

　藤森さんは「何度かこのコンテストに挑戦し、いつかは賞をと思っていたので夢のようだ」と喜びを語った。

　来年４月２２、２３日に開催する桜流鏑馬は２０回目の節目を迎える。ふるさと納税の返礼品として特別観覧席を用意するなど、さまざまな催しを企画するという。

　同連盟の上村鮎子会長は「コンテストの投票総数は年々増え、広く周知されてきている。来年も素晴らしい写真の撮影を楽しんでほしい」と呼びかけた。