Freeどんな新役場庁舎がいい? 七戸高生がアイデア発表
青森県立七戸高(森田勝博校長)で1日、七戸町役場新庁舎の建設に向けたワークショップ発表会が開かれた。2年生が高校生の視点から考えた新庁舎のアイデアを披露した。
県教委による「持続可能な知育づくり『あおもり創造学』プロジェクト事業」の一環。ワークショップは10月から実施。現在の町役場を見学後、それぞれが感じた課題を基に、新庁舎に必要な機能や設備をグループごとにまとめた。
各クラスの代表2班ずつ計6班が壇上で発表。現地見学会を通して見えた課題では「庁舎が全体的に暗い」「資料が煩雑に置かれている」「段差が多い」などの意見が多かった。
それを踏まえ、新庁舎にはバリアフリーや、親しみやすさを求める声が多く上がった。新庁舎建設後の現庁舎の利活用案では、映画館やカフェ、イベントスペースなど若い世代も利用する施設にしてほしいという要望が出た。
小又勉町長は「いただいた意見を基に、理想的で最先端の設備を備えた庁舎になるよう検討していく」と述べた。
発表した工藤琴美さん(16)は「新しい庁舎づくりに私たちの考えが役立てばうれしい」、沼端翔真さん(17)は「新しい庁舎はもっと明るく、町民の憩いの場所になってほしい」とそれぞれ話した。