Free演劇や表現の意義学ぶ 平田オリザさんワークショップ/八戸東高

ゲームを通じて演劇を学ぶ意義を説明する平田オリザさん(右)
ゲームを通じて演劇を学ぶ意義を説明する平田オリザさん(右)

青森県立八戸東高は11月30日、12月1日の両日、同校で劇作家・演出家の平田オリザさんを講師に招いたワークショップを開催した。表現科の1年生27人が、講話やゲームを通じて演劇や表現の意義について学んだ。

 2年生から本格的な「舞台芸術」の授業が始まるのを前に、演劇を学ぶことの意味を考えてもらおうと実施。平田さんは20周年を迎えた同科の開設以来、指導に関わっている。

 ワークショップでは、海外の事例などを紹介したほか、体を使って他人と信頼関係をつくるゲームなどを体験。平田さんは「人が見て見ないふりをしているものや隠れてしまったものに色や形を与える、数値で伝わらないものを伝えるのが演劇やアートだ」と語った。

 参加した中村水優(みゆ)さん(16)は「演劇を通して、世界中の歴史やつながりについて学んでいきたい」と話していた。

 平田さんは12月1日、同校で「いま、要求されるコミュニケーション能力」と題して全校生徒を対象に講演した。

 
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