Freeサバ水揚げ200トン超 サイズ小ぶりもハマ活気/八戸港
八戸港に7日、大中型巻き網船団が宮城県の金華山沖で漁獲したサバ215トンが水揚げされた。八戸沖で記録的な不漁が続いているサバ。サイズは小ぶり主体だったものの、久々にまとまった量が上場され、ハマは活気付いた。
水揚げしたのは運搬船第35山仙丸(千葉県)。4日夜から5日にかけて漁獲した。関係者によると、金華山沖では29カ統が操業。各船が八戸港をはじめ、気仙沼港や石巻港、銚子港などに計3300トンを水揚げした。
八戸港に上場されたサバは、サイズが150~200グラムと小ぶりが主体。300~400グラムも一部交じった。
入札の結果、10キロ当たり1359~800円で取引された。缶詰など加工用のほか、輸出や飼料用にも回るとみられる。サイズが大きい缶詰用には比較的高値が付いた一方、小ぶりのものは浜値が伸びなかった。
山仙丸の乗組員は漁模様について「金華山沖でも漁は決して多くなく、サイズも小さめ」と苦い表情で語った。
漁場から八戸港までは片道約10時間の遠路。それでも「八戸にはよく出入りするので、この時期に一度は水揚げしようと思っていた」と話した。
ある市場関係者は「サバは漁がなく厳しい状況。今後さらに型が良くなり、八戸への水揚げも増えてほしい」と切望した。
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