Free五戸すずかけ、全国へ切符 31年ぶり県制覇、気合十分/少年サッカー

若宮佳一町長(2列目中央)に優勝報告をした五戸すずかけFCU―12のメンバーと関係者ら
若宮佳一町長(2列目中央)に優勝報告をした五戸すずかけFCU―12のメンバーと関係者ら

五戸すずかけサッカークラブU―12が、第46回全日本U―12サッカー選手権大会(日本サッカー協会など主催)の青森県大会で31年ぶり6度目の優勝を果たし、12月に鹿児島市で開かれる全国大会出場を決めた。昨年準優勝の悔しさをばねに攻撃力に磨きをかけ、栄冠を勝ち取った。選手たちは、念願だった小学生年代の最高峰となる大会に向け、闘志を燃やしている。

 県大会には86チームが参加し、10月1日に開幕。五戸すずかけは3回戦からの出場となった。チームの持ち味である攻撃的なサッカーを展開し、準々決勝までの3試合は全て7点以上を挙げて危なげなく勝ち進んだ。

 準決勝、決勝は10月22日に青森市で開催。いずれも個々の積極的なプレーで終始ゲームを支配し、準決勝の青森FC戦は4―0、決勝のAthleticClub弘前戦は4―1で快勝した。全5試合で3失点と、手堅い守備も光った。

 選手、関係者らは21日、町役場を訪れ、若宮佳一町長に優勝を報告。若宮町長は「全国に五戸すずかけの名をとどろかせてほしい」と激励。メンバー一人一人が「一つでも多く勝つ」「絶対得点を許さない」など、力強く意気込みを語った。

 全試合でゴールを決め、計11得点をマークしたFWの古川來空(らいあ)君(町立五戸小5年)は「いつもより調子が良かった。全国大会まで練習を重ね、自分のレベルを高めたい」と大舞台での活躍を誓った。

 
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