Free主力「サンふじ」出荷本格化 収量、金額共に安定 南部町営市場
南部町営地方卸売市場で三戸地域産リンゴの主力品種「サンふじ」の出荷が本格化している。昨年、一昨年は春先の霜害などで収量が減少したため高値傾向だったが、本年産は収量、金額共に安定。今後、さらに出荷量は増える見込みで、市場敷地内に並ぶ仲卸業者の店舗でも販売が始まる。
市場によると、今年は11月に入っても朝晩の冷え込みが弱く、実がしっかり固くなるのを待つ必要があったため、収穫が1週間ほど遅くなった。
10日の高値は1箱(20キロ)9千円。昨年は出始めの時期で1箱1万円を超える高値が付いていた。価格が若干下がったのは、燃油や物価高騰により、都市部で果物の需要が減退していることも要因とみられる。
12月4日には市場と町民体育館前で「なんぶりんご市」が開催される。市場仲卸組合の久保田公彦組合長は「久々のイベントでおいしいリンゴを提供できるよう準備したい」と意気込んでいる。
りんご市は午前9時から始まり、市場は午後2時、町民体育館前は同3時に終了する。会場では農産物即売会やキッチンカーの出店、お楽しみ抽選会などを行う。
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