Free馬文化に触れ、農業を体験 県開催「青森南部旅」で魅力満喫

現存する最古の厩舎を見学する参加者=22日、七戸町
現存する最古の厩舎を見学する参加者=22日、七戸町

新型コロナウイルス禍で落ち込んだ青森県内のグリーン・ツーリズム需要の回復に向け、県は22日、馬文化に触れ、農業を体験するツアーを開いた。八戸市や青森市など4市町から15人が参加し、地域の魅力を満喫した。

 近場で観光を楽しむ「マイクロツーリズム」の流行を受け、参加者を県内在住者に限定。1泊2日の行程で企画した。

 参加者は初日、十和田市や七戸町を巡り、県南地方に根付く馬文化に触れた。

 十和田市馬事公苑の馬の文化資料館「称徳館」で、馬と人との関わりを示す史料や、さまざまな馬具を見学。同市の十和田乗馬倶楽部(くらぶ)では、乗馬と流鏑馬(やぶさめ)を体験した。七戸町の金子ファームでは、現存する最古の厩舎(きゅうしゃ)「南部曲家育成厩舎」を見て回り、放牧中のポニーとも触れ合った。

 職場の同僚と参加している八戸市の田中沙織さん(35)は「いろいろな場所に馬との関わりがあり、馬文化の深さを感じた。ツアーのおかげで普段は行かない場所に行くことができ、いい刺激になる」と楽しんでいた。

 一行は南部町内の民宿に宿泊し、23日は同町で農作業やリンゴの収穫体験などを行う。

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