Free八戸港でテロ対策訓練 警察や海保など対応確認
八戸港保安委員会などは7日、同港八太郎1号埠頭(ふとう)で、テロ対策訓練を実施した。八戸警察署や八戸海上保安部など26機関から参加した約100人が、有事の対応を確認し、危機管理体制を強化した。
訓練は武器の密輸を想定し、陸上と洋上で行った。陸上では、岸壁の制限区域ゲートに車で乗り付け、自動小銃を発砲するなどした武器の受取人を取り押さえるまでの流れを確認。
洋上では、警備艇「みちのく」と巡視艇「むつぎく」が、小型船に乗るテロリストを捕捉したほか、船内に隠された拳銃を見つけ出し、凶器を持って暴れるテロリストを取り押さえた。
訓練後、青森県警警備部の山崎司外事課長は「意義深く、効果的だった。反省点や教訓を忘れないうちに話し合い今後の活動に生かすことが大切だ」と講評した。