Free「早期の住宅移転実現を」 航空機騒音で住民陳情/三沢

小桧山吉紀市長(左)に陳情書を手渡す小泉愃司会長=6日、三沢市役所
小桧山吉紀市長(左)に陳情書を手渡す小泉愃司会長=6日、三沢市役所

三沢基地の航空機騒音問題で、滑走路近くの岡三沢6丁目町内会(小泉愃司会長)と岡三沢4、5丁目町内会移転部会(市村光夫部長)は6日、三沢市に、早期の住宅移転実現について陳情した。

 東北防衛局が昨年8月~今年7月まで行った騒音調査によると、岡三沢6丁目の測定値は航空機の騒音レベルを示す「Lden(エルデン)」と呼ばれる値が暫定で74・0デシベルを示し、住宅の移転補償を受けられる「第2種区域」の指定基準値(73デシベル以上)を超過。結果を踏まえ、防衛局は周辺環境などの調査に着手する考えを示している。

 6日は会員計30人が市役所を訪問。小泉会長が小桧山吉紀市長に陳情書を手渡し、「一定の前進があったが、移転対象区域の指定は実現していない。我慢の限界だ」と訴えた。

 小桧山市長は「早期移転がかなうよう、国に対して今まで以上に強く求めていきたい」と述べた。

 この日は市議会にも同様の陳情を行った。

 
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