Free【トップインタビュー】ユニバース・三浦建彦代表取締役社長/必要とされる店へ差別化
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―スーパーマーケット業界の現状や会社の課題は。
新型コロナウイルスの影響による内食需要の高まりで業界全体は上向いた一方、エネルギー価格や原材料費は高騰している。物価の上昇にどう対応するかが今後の勝負になってくるだろう。
中長期的な視点で見ると、人口減少が課題だ。お客さまに必要とされる店を目指し、いかに地域活性化に貢献できるか。地産地消の取り組みのほか、脱炭素分野では包材の使い捨てやエネルギー使用量の削減を進める。
―求める人材や育成の取り組みは。
目標を持って取り組む姿勢を大事にしたい。周囲に流されるのではなく、どうありたいかを考え、目標に向かって進んでいく。従業員には自己啓発に取り組んでもらいたい。推奨図書や通信講座も設けており、さまざまな分野に興味を持ってほしい。
―経営理念は。
長年にわたり企業理念に掲げる「Customers,our Priority(私たちはいつでもどこでも顧客最優先)」が変わることはなく、私たちが行動、判断するための基準となっている。
―今後の展望は。
明るい話題を提供できる企業でありたい。「ユニバースがあるまちに住みたい」と思っていただけるようにしつつ、いかに他社との差別化を図れるか模索している。 店舗展開は、既存の商圏内で密度を高めるとともに、新たにエリアを広げたい思いもある。商品の鮮度や品質には一層こだわり、お客さまが利用しやすい売り場づくりを進める。