Free【トップインタビュー】八戸港湾運送・澤藤孝之代表取締役社長/八戸港発展に貢献し80年
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―事業内容と経営理念は。
港湾運送業を中心に、通関業や倉庫業、タグボート業などの港湾物流に関連する業務をグループ13社と共に展開しており、1942年の会社設立から今年で80年の節目を迎える。八戸港の発展や活性化に貢献するという使命をこれからも社員全員が感じながら、さらなる業務の推進を図っていきたい。
―業界の現状は。
八戸港におけるコンテナ貨物の取扱量は7年連続で5万本を超えるなど、高水準を保っている。新型コロナウイルスの影響で停滞した物流が現在は回復基調にはあるものの、本格的に戻っていないのが現状だ。
ロシアやウクライナから直接輸出入されている物は少ないが、今後いろいろな面で影響が出て来るのではないか。
―今後の展開について。
国内の貿易量は99・6%が海運業によるもの。いかに八戸港に物を集め、物流拠点としての機能を高めていくかが重要となる。三陸沿岸道路も開通し、八戸港の利便性が高まっている。周辺へPRしながら、利用してもらえるよう営業を強化していきたい。
新たな国際コンテナ定期航路の誘致にも力を入れている。八戸港と台湾や東南アジアとの直行便の開設に向け、引き続き青森県や八戸市と連携して取り組んでいく。
―求める人材は。
地域に根ざした会社でもあり、地元のために頑張りたいと考える熱意のある人に来てもらいたい。人材育成に向けて、社内外での勉強会や研修に加え、資格取得へのサポートも実施している。安心して飛び込んできてもらいたい。