Free20年前の児童が書いたはがき投函 岡三沢小100周年記念で6年生

20年前の児童が書いたはがきを投函する児童

学校創立100周年を記念し、三沢市立岡三沢小(附田経行校長)の6年生8人が8日、20年前の児童が未来の自分に向けて書いたはがきを投函(とうかん)し、当時の児童が込めた思いを送り届けた。

同校では2002年、創立80周年を記念し「20年後の自分にはがきを書こう」と、当時の全校児童815人がメッセージや絵を描き込んだ。

はがきは湿気を防ぐため茶箱に入れ、校長室で保管。歴代の校長が子どもたちの夢や希望を見守ってきた。

20年前の児童が未来の自分に送った手紙

毎年乾燥剤を交換してきたという、PTA事務の齋藤由美子さん(54)の努力もあり、字も色あせることなくはっきり残っている。はがきは当時の思い出のまま、日の目を浴びた。

三沢郵便局(栗田和夫局長)でセレモニーが行われ、児童を代表して鎌田爽麻君(11)と兼子玖莉杏(くりあ)さん(11)が、はがきを投函した。

齋藤さんは「市内はもちろん、日本全国、海外に旅立っていくはがきたちに胸が熱くなる思い」と感無量の様子。

鎌田君は「はがきは気持ちがこもっていて、ずっしり重かった」、兼子さんは「大事な手紙を私たちが送ることができてうれしい」とそれぞれ語った。

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