Free【トップインタビュー】共同物流サービス・森山慶一代表取締役社長/人材、技術力育成に注力
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―経営理念は。
地域への貢献、お取引先さま、従業員に向けて次のように掲げている。 「地域の人々がいつでもどこでも必要とする食材・生活雑貨を、新鮮な状態でかつ適正な価格でお買い求めできる手助けをする。その結果、地域の人々や家族、われわれ自身も笑顔で豊かな生活を送ることを目指している」
―会社の現状や課題は。
新型コロナウイルス禍で一部の取扱量は減少したが、新規取引先の積極的な獲得などにより、経営面では打撃をあまり受けなかった。最優先課題は、2020年10月に開設した仙台泉センターの収支改善だ。物流情報システムの強化や設備導入を進めて、さらに収支改善を図り、仙台地区での基盤づくりを進める。
―求める人材は。
途中で諦めずにとことん挑戦し、やり切れる人材を募りたい。与えられた仕事に対して努力する人には次のステージがある。その繰り返しで会社を背負う人間に育つ。明るく努力を惜しまず、上を目指す気持ちを持ってほしい。
―人材育成の取り組みは。
人手不足解消のため、新卒者の定期採用を継続するとともに、従業員の意向調査や組織診断を取り入れ、働きがいのある職場づくりを進める。従業員教育は、外部セミナーへの派遣、社内研修、若手人材の登用のほか、大学の指導を受けて経営幹部の育成にも力を入れている。
―今後の事業展開は。
人材育成、営業力強化、事業効率化などで他社との差別化を図る。大手と戦える技術力や人を育て、従業員が誇りを持てる会社を目指す。