Free【トップインタビュー】小幡建設工業・小幡千裕代表取締役社長/強み伸ばして技術を継承
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―事業内容は。
1950年創業の総合建設業。主力は民間工場の営繕工事で、八戸市内では三菱製紙八戸工場や高周波鋳造、東北電力などが主な得意先。土木は道路や橋、河川の維持工事のほか、災害復旧工事も手がけている。東日本大震災や2019年の台風19号ではJR八戸線の復旧に携わった。
オバタホームのブランドで住宅建設も展開し、年間十数棟ペースで施工している。持続可能な開発目標(SDGs)推進に向け、二酸化炭素排出量や廃棄物の削減、リサイクルにも積極的に取り組む。
―求める人材は。
社員には人として成長してもらいたい。あいさつなどの社会人の基本に加え、コミュニケーション能力が大切だ。仕事は人と人とのつながりがあってこそ。自分自身を冷静に見つめて素直に頑張れるチャレンジ精神があり、信頼の置ける人を募りたい。
新入社員をしっかりとバックアップし、活躍してもらえるよう、働きやすい環境を整えるのが社長の仕事だと思っている。
―今後の展望は。
工場の営繕工事やインフラ関係の維持工事といった強みを伸ばしながら、若手に技術を継承していきたい。社訓の「誠実に」という原点を忘れず、小幡建設工業にしかできない仕事を増やして存在意義を高める。SDGsなどの世の中の動きに敏感であり、お客さまに信頼していただける仕事をすることで次につながると思っている。
今年、創業72年目だが、力を蓄えて持続可能な100年企業を目指したい。