Free船凍スルメイカ、今季初水揚げ/八戸港
八戸港で26日、中型イカ釣り船が日本海で漁獲した船凍スルメイカが今季初めて水揚げされた。1ケース(8キロ)当たりの最高値は1万1千円。本格的な水揚げ時期前で全国的に流通量が少なく、高値が付いた。
八戸魚市場によると、大畑漁港(むつ市)所属の第51日栄丸が、1630ケースを水揚げした。7月下旬にムラサキイカを八戸港へ水揚げ後、2航海目で日本海のスルメイカ漁に回ったが、機関故障のため帰港した。
入札の結果、バラ凍結1万1千~5500円、ブロック凍結4700円。最高値を付けたのは、1匹400~450グラムの大きめの魚体18~20匹入り。
小型イカ釣り船や大中型巻き網船団が漁獲している生スルメイカは全体的にまだ小ぶりという。市場関係者は「大きいサイズは船凍物しかなく、今回は特に引き合いが強かったのだろう」と話した。
2航海目を操業中の中型船による船凍スルメイカの水揚げは、10月にも本格化する見通し。