FreeムラサキイカPRに力 八戸で水揚げ、加工品並ぶ 東京・国内最大級の見本市

ムラサキイカの加工品も並んでいるイベント会場=24日、東京都江東区
ムラサキイカの加工品も並んでいるイベント会場=24日、東京都江東区

国内最大級の水産関連商品の見本市「ジャパンインターナショナルシーフードショー」が24日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。八戸港に水揚げされたムラサキイカ(アカイカ)の加工品も並び、販路拡大に向けて関係者がPRに力を入れている。

 不漁が続くスルメイカの代用として注目されるムラサキイカは近年、従来の主力だった乾燥珍味原料としてだけでなく、生食用も流通。「昨今の海外情勢を受けて輸入量が少ない中、国内産の存在は重要になってくる」(八戸魚市場漁船部の橘隆明部長代理)一方で、認知度向上が課題となっている。

 漁場開発などを担う水産研究・教育機構(本部・横浜市)のブースでお披露目されたムラサキイカは、生態や漁獲の過程も併せて紹介。市場側とともに普及を目指す八戸いか釣漁業協議会の谷地充晴会長は「少しずつ裾野(すその)が広がっている。おいしさを知っていただく機会になれば」と期待を込めた。

 イベントは大日本水産会が主催し、26日まで開催する。約550社が出展しており、期間中に2万人の来場者を見込む。

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