Free三戸さん、婚姻届「三戸」に 神奈川出身「親近感あって」
横浜市の三戸俊大さん(27)と村上千聖さん(27)が17日、三戸町役場を訪れて婚姻届を提出した。「知る限りゆかりはない」(俊大さん)ものの、同名の縁で届け出を決意。「11ぴきのねこ」が描かれた婚姻届のコピーを受け取り、晴れて夫婦となった2人は「結婚の実感が湧いてきた」と笑顔を見せた。
俊大さんは神奈川県茅ケ崎市出身だが、三戸町については「小学生の頃から親近感があった」。結婚の準備を進める中で、町が11ぴきのねこをあしらったオリジナルの婚姻届を配布していることを知った。千聖さんもかわいらしいデザインを気に入り、「三戸で提出しよう」と決めた。
提出の際は思わぬトラブルもあった。記入事項に不備があり、偶然居合わせた沼澤修二・三戸中央病院事務長が急きょ、代わりの証人に。沼澤事務長は「わざわざ三戸まで来てくれたので、無事に届けを出せてよかった」。
千聖さんは「しっかりとした婚姻届のコピーをもらえた。思い出になる」とにっこり。俊大さんは「初めての場所で人の縁にも助けられた。町を回って、ここで結婚できたことをかみしめたい」と話した。
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