米軍横田基地（東京）所属の輸送機ＣＶ２２オスプレイが１０日、東北町の小川原湖に飛来し、救難訓練を実施した。三沢防衛事務所によると、訓練は事前通告があった午後９時半までに終了。米軍側からトラブルの連絡は入っていない。

　訓練は７月１８、２０日に続き３度目。午後５時５０分ごろ、小川原湖南側から１機が姿を現した。湖上空からは一度、姿を消したが、同６時２０分ごろ再び現れ、湖面すれすれを低空飛行したり、水しぶきを上げたりして救助訓練を行った。

　同日は、共産党東京都議会議員団の尾崎あや子、和泉なおみ両都議が視察。同党上十三地区委員会の市川俊光委員長らと訓練の様子を確認した。尾崎都議は「湖面すれすれで非常に危険であり、住民の不安が増していくばかり。日本で訓練することは許されない」と語気を強めた。

　米軍は１２日午後５時半からの訓練も予定している。