Freeメルローで初の「八戸ワイン」 南郷産ブドウ使用、27日発売
八戸ワイナリー(亀橋進代表)は、八戸市南郷産の醸造用ブドウを100%使用した赤ワイン「メルロー 2021」を、27日から販売する。赤ワイン用ブドウの代表種メルローを原料とした「八戸ワイン」は同社初。担当者は「ゆくゆくは赤ワインのフラッグシップ(最重要商品)として増産したい」と力を込めた。
「八戸産ブドウ85%以上」などが要件の八戸ワインで、同社の主要な新作は3本目。25日に会見した中野智広営業部長は「世界的に有名なメルローを手がけるのは創業時からの目標だった」と話した。
桑の実や赤スグリなどの芳香と落ち着いた酸味が特長。ローストビーフをはじめ、幅広い肉料理と相性がいいという。アルコール分12・5%。1本750ミリリットル入り税込み3300円。限定500本を生産し、同市長横町のグループ店「ヴァンタス」のみで取り扱う。
市によると、南郷地区でのメルローの収穫量は2017年産0・17トン、18年産0・46トン、19年産0・21トン、20年産1・03トン、21年産1・59トンと伸長。
21年産では全体の11・48トンのうち約14%を占め、品種別では上位からキャンベルアーリー、ナイアガラ、マスカット・ベリーAに続き、4番目となる。
中野部長は新型コロナウイルスの影響を「6月ごろから飲食店の客足が落ちた半面、家飲みの需要は高い」と指摘。このほか、21年産のブドウについて「過去5年間で最も質が高く、ワインの仕上がりもいい」と強調した。
「メルロー 2021」の問い合わせは八戸ワイナリー=電話0178(81)2016=へ。
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