Freeスマホやゲーム、ルール決めよう 階上小で親子情報モラル教室
階上町立階上小(馬場英子校長)で15日、全校児童13人と保護者を対象に、親子情報モラル教室が開かれた。参加者は家庭でのルール作りの大切さを確認し、いじめ防止や個人情報保護について意識を新たにした。
同校では、児童と保護者が一緒に学習や体験活動を行う機会を設けている。今回は、夏休みに使用頻度が増えるとみられる、情報機器の取り扱い方をテーマとした。
青森県警本部サイバー犯罪対策課職員が講師を務め、情報の取捨選択や発信時の配慮の必要性を確認。スマートフォンやゲーム機などで簡単に世界中とつながるからこそ、現実世界と同様に、悪口やうそを書かない、氏名や住所を教えないなどといった点を説明した。
自分の子以外が映り込んだ動画を公開したことから、肖像権を巡り、保護者間でトラブルに発展する例なども紹介。課金や使用時間についてのルール設定についても伝えた。
6年の宮崎巨太郎(なおたろう)君(12)は「スマートフォンを使うことがあるが、事件に巻き込まれる話を聞いて怖いと思った。知らないサイトにはアクセスしないようにする」と表情を引き締めた。