Free総苞片多め 不思議なヤマボウシ 八戸・田名部さんの庭
八戸市長苗代で「桂望(かつらぎ)庭芸」を経営する、田名部正徳さん(70)の自宅兼事務所の庭で、花びらのように見える総苞片(そうほうへん)が5、6枚ある珍しいヤマボウシが咲いた。約20年前に植えたもので、田名部さんは「初めて見た。何が原因でこうなったのか不思議だ」と首をかしげている。
ヤマボウシはミズキ科の落葉高木で、本来は花びらのように白く見える総苞片を4枚咲かせる。
田名部さん方のヤマボウシは3メートルほどの高さで、総苞片4枚の花が全体の大半を占めているが、5~6枚の花が数カ所で咲いている。妻の良子さん(68)が押し花にしようと切り取った際に気付いたという。
植物に詳しい北奥羽自然史研究所の高橋晃さん(68)は「木全体で枚数が多いのであれば突然変異の可能性があるが、一部だけであれば、虫や鳥、カビなどによって花周辺に傷が付き、過剰に再生したことで葉の枚数が増えたのではないか」と分析。「注意深く探せば、ほかのヤマボウシでも見つかるかもしれないが、極めて珍しい」と話した。
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