Free最上位「青森ハートビート」1粒4万円! 八戸でジュノハート初競り

60万円の過去最高値が着いた最上位ブランド「青森ハートビート」=25日、八戸市中央卸売市場
60万円の過去最高値が着いた最上位ブランド「青森ハートビート」=25日、八戸市中央卸売市場

サクランボの青森県独自品種「ジュノハート」の初競りが25日、八戸市中央卸売市場で行われ、最上位ブランド「青森ハートビート」(1箱15粒入り)に60万円と、昨年の45万円を大きく上回る過去最高値が付いた。1粒当たりでは4万円となる。青果仲卸の長塚青果(本社千葉市)が3年連続で落札した。

 市場によると、出品されたジュノハートは南部町などの計50箱。うち11箱が、サイズが4L(直径31~34ミリ)以上で色付きも優れた「特秀・秀」規格のハートビートだった。競りの結果、ハートビートは1箱3万~60万円、ジュノハートは1万5千~15万円で取引。全体の平均単価は5万6千円となった。

 競りで最高値が決まると、会場は拍手と歓声に包まれた。終了後、同社の長塚京子代表は取材に「たとえ60万円を超えたとしても落札すると心に決めていた。今後さらに(ジュノハートの)知名度が高まれば」と笑顔。同社八戸支店の梅田信弘支店長(54)も「山形産に負けない品種。粒、色ともいい」と太鼓判を押した。

 「一番手」のハートビートは26日、千葉市のそごうデパートで店頭に並ぶ予定。

 八戸農協さくらんぼ専門部の留目秀樹部長(59)は「やませによる寒暖差で糖度が増し、今年は最高の品質になった」と自信を示した。

 青森県によると、ハートビートは25日から、さくら野の八戸店と青森本店、中三弘前店で販売が始まった。値段は化粧箱入り2粒で税込み1080円。数量限定で販売期間は10日間程度の見込み。

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