Free複合施設整備案、3店舗に大幅縮小 十和田・亀屋跡地 事業者「リスク高い」
十和田市中心市街地活性化基本計画の目玉の一つで、民間が同市稲生町の「ジョイフルシティ十和田亀屋」跡地に整備予定だった高次・複合都市施設について、市は22日、整備内容が変更されると明らかにした。2021年度内に商業、医療、福祉、居住などの機能を有する施設を完成させる当初案は大幅に縮小され、ファストフード店など3店を整備するにとどまる。
新型コロナウイルスの影響で施設のテナント誘致が難航し、整備が遅延していた。事業実施主体の建設業「大阪」(同市)の大坂陽一社長は取材に、「時代が変わる中で複合施設整備はリスクが高いと判断した」と変更理由を語った。
開発面積は6600平方メートル。変更後の整備計画では、マクドナルドとツルハドラッグを誘致。これとは別に、2店舗が入る貸店舗を整備し、うち1店舗は市が借り上げ、交通広場の利用者の待合室として活用する。トイレも整備される。
第2期市中心市街地活性化基本計画(19~23年度)は、複合都市施設について、隣接地で今春供用を開始した公共交通拠点「まちなか交通広場」とともに、市街地のにぎわいを形成する核と位置付けている。
同日、市議会の議員全員協議会で説明した小山田久市長は「整備内容は大幅に変更になるが、秋には(仮称)地域交流センターが供用を開始するため人の流れは出てくる」と強調した。
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