Free「えんぶり伝承師」新たに5人/八戸
八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)「VISIT(ビジット)はちのへ」(塚原隆市理事長)は17日、国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」の保存や用具などの制作に長年携わる、2021年度の「えんぶり伝承師」に5人を認定した。
認定を受けたのは、大塚健治さん(74)=重地=、田端三千則さん(75)=東十日市=、小向修さん(71)=百石=、大堀鉄雄さん(77)=八太郎=、内城慶富さん(72)=田代=。
認定式は八戸市のユートリーで八戸地方えんぶり保存振興会の総会後に開かれ、塚原理事長が5人に認定証や記念品を手渡した。
同市立北稜中の生徒への指導にも尽力してきた大堀さんは、「人数が減っているえんぶり組もある。子どもたちを育てながら、体力が続く限り、頑張っていきたい」と話した。
認定は06年度から実施しており、今回で計76人となった。