天鐘(6月8日) 2022年6月8日 6:01 「ああ余は着のみ着のまま家も蔵書もなき身と…」。昭和20年3月10日の東京大空襲で、麻布の自宅と蔵書の全てを失った作家永井荷風の慨嘆(がいたん)(『断腸亭(だんちょうてい)日乗(にちじょう)』)である。特に灰燼(かいじん)に帰した蔵書の喪失.....有料記事です。新聞購読者は無料で会員登録できます。会員登録するログイン(会員の方)サービス内容の詳細はこちら お気に入り登録 お気に入りリスト