Free【北奥羽の神社】修験道場として栄える/十和田神社(十和田)
807年、征夷大将軍の坂上田村麻呂が、武神の祖である日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭るほこらを建て祈願したことが始まり。915年に発生した十和田火山の大噴火で消失したが、鎌倉時代に修験者によって再び開山され、山伏の修験道場として栄えた。
江戸時代には恐山と並び、南部藩二代霊場とされ、多くの参詣者でにぎわいを見せた。十和田信仰(水神信仰)の中心としても知られる。
十和田湖冬物語の題材になるなど、今もなお地元に親しまれる「十和田湖伝説」の主人公で、巨大な竜に姿を変えて湖をすみかにしていた八郎太郎を退治したといわれる南祖坊が、青龍大権現としてあがめられてきた。
パワースポットとしても有名で、湖畔にある占場では、「おより」を投げ入れ、沈むと願いがかなうとの言い伝えがある。現在は通行止めだが、乙女の像前の御前ヶ浜で同じように占うことができる。
【祭神】日本武尊
【御利益】開運、出世、交通安全、合格祈願など全般
【御朱印】あり
【住所】十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486