青森県は２６日、今月にブラジルで開催された聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の陸上男子１００メートルで、金メダルを獲得した五戸町出身の佐々木琢磨選手（２８）＝仙台大職員＝に県民栄誉賞を授与すると発表した。障害者スポーツ選手の受賞は２人目。

　佐々木選手は前回大会の４００メートルリレーでも金メダルを獲得している。

　１００メートルは昨年８月の「世界デフ陸上競技選手権」で準優勝と一歩及ばなかったが、現地時間８日のデフリンピック決勝では激走を制し、日本人初となる同種目金メダルに輝いた。

　三村申吾知事は「努力を積み重ねながら、２大会連続で世界のデフアスリートの頂点に立った姿は、県民に大きな感動を与え、勇気と希望をもたらしてくれた」とのコメントを出した。

　表彰式は後日開催する予定。

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