Free「日本に感謝し踊りたい」 プリンシパルがメッセージ キエフ・バレエ8月八戸公演
8月5日に八戸市公会堂で「キエフ・バレエ・ガラ」(アート&コミュニティ、デーリー東北新聞社、光藍社主催)が開かれる。ダンサーは戦禍にある母国ウクライナの平和を願いながら、八戸公演を含む日本ツアーに向けて練習に励んでいる。プリンシパルのアンナ・ムロムツェワさんが21日までに本紙へメッセージを寄せ、「私たちのために心を痛め、平和を祈ってくれている日本の皆さんに、とても励まされています。感謝を込めて精いっぱい踊ります」と意欲を見せた。
ムロムツェワさんはほかのダンサーと共に母国を離れ、ドイツのドレスデン国立歌劇場バレエで練習を重ねている。ただ、首都キーウ(キエフ)には祖母が残っているといい、「一刻も早く戦争が終わってほしいと願うばかりです」と苦しい胸の内を明かした。
これまでも公演などで何度も日本を訪問したことがあり、「日本の皆さんがどれだけバレエ芸術を愛してくれているかを知っています」とムロムツェワさん。
ロシアの侵攻を受け、八戸市に近い洋野町にもウクライナの4人が身を寄せている。日本に避難してきた母国の人々に向け、「私たちに寄せられたサポートや寄付に感謝して、ウクライナのために、そして世界のために困難を乗り越えて共にベストを尽くしていきましょう」と呼びかけた。
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八戸公演のチケットは全席指定6500円。八戸市公会堂やデーリー東北チケットセンターなどで販売中。8月5日は午後1時15分開場、2時開演。
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