Free「多くの人に支えられた」 スキージャンプ小林陵侑、2度目の岩手県民栄誉賞に謝意
岩手県は5日、ノルディックスキー・ジャンプ男子の北京冬季五輪個人ノーマルヒル金メダリストで、ワールドカップ(W杯)で3季ぶり2度目の個人総合優勝を果たした小林陵侑(土屋ホーム、八幡平市出身)に、県民栄誉賞を贈った。小林の同賞受賞は2019年5月以来2度目。盛岡市内で開かれた表彰式で、小林は「たくさんの人に支えられてここまで来られた」と感謝の気持ちを示した。
県によると1985年以降、小林を含む7個人・団体に県民栄誉賞を授与。複数回受賞した例は過去にない。
小林は表彰式に両親や所属の土屋ホームの山川浩司社長と出席。達増拓也知事は、小林が世界で活躍するトップアスリートの育成を目指す県の「いわてスーパーキッズ」発掘・育成事業の第1期生であることを挙げ、「岩手の子どもたちに大きな夢と希望を与えた。これからも日本、世界のスキージャンプ界のけん引役を担ってほしい」と激励し、表彰状を手渡した。
県は今回、2度目の受賞をたたえ、二戸サントップ(二戸市)が手がけたオーダーメードスーツなど県産品を記念品として贈った。
小林は閉式後の会見で、「(受賞は)すごく光栄。今後はまずW杯で1勝を目指す。来季は世界選手権もあるので、それを楽しみにしたい」と抱負を述べた。
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