Freeウミネコの繁殖見守り 八戸工大二高生、蕪島で観察開始 巣の数など確認
八戸工大二高の2、3年生有志による、蕪島(八戸市)でのウミネコの繁殖活動観察が始まった。生徒が、ウミネコ繁殖地として国天然記念物の指定100周年を迎えた蕪島でウミネコの巣の数などを確認し、自然保護への関心を高めた。
同校のウミネコ観察は初めて。科学への理解を深めようと学外での活動にも力を入れており、海洋への関心を高める活動の一環。
本格的な調査が始まった17日、生徒9人が「ウミネコ繁殖地蕪島を守る会」の相談役を務める成田章さんから、観察する際の注意点やポイントを聞きながら、休憩所周辺や蕪嶋神社境内で巣があるか観察。ウミネコが鳴いている場所や土を掘った状態の場所などを丁寧に見て回った。
梅村香凛さん(17)は「活動を通して、もっと蕪島でウミネコが見られるようになれば」と話し、石橋岬さん(17)は「思っていたより巣が多かった。ウミネコを周りから見守ることで繁殖が続いてほしい」と願いを込めた。
リーダーの中村優花さん(17)は「センサーカメラでの調査も行い、天敵をどう防いでいけるか考えたい」と今後の意欲を示した。
活動は、ひなが巣立つ7月までの間、毎週日曜に生徒が交代で観察する予定。
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