Free【八戸・三春屋閉店】従業員再就職、テナント移転… 社長「誠心誠意対応」
八戸市の三春屋を運営してきた「やまき三春屋」の土谷与志晴社長は11日までに、本紙取材に応じた。従業員の再就職やテナントの移転など山積する課題について、「大きな責任を感じている。しっかりとフォローしていく」との姿勢を重ねて示した。
従業員70人が解雇となり、うち52人が再就職を希望している。長年勤めたベテランが多く、新たな仕事への不安も抱える現状を踏まえ、「今までの経験を生かせるような仕事先をあっせんするなど、全員が再就職できるような形を取っていく」と強調した。
慰労金や退職金の扱いを巡って労働組合と交渉中だが、結論は見いだせず平行線をたどる。親会社の「やまき」(東京)の存在を挙げ、「経営側の決定権はこちらにあるが、親会社の意向を確認しなければならない。すぐには回答できないことが多い」と説明した。
テナントは閉店を突然知らされ、わずかな準備期間で移転先探しを強いられている。移転費用や補償の提示に関しては、「閉店処理に追われ、細かい部分の対応ができなかった。さまざまな声が届いており、誠心誠意対応するつもりだ」と述べるにとどめた。