Free海の恵み、袋いっぱい 階上・小舟渡住民が「フノリ採り」
階上町の小舟渡海岸で3日、小舟渡行政区(上平稔区長)主催のフノリ採りが初めて行われた。地元住民約100人が熱中して摘み取り作業を行い、持参した袋いっぱいに海の恵みを持ち帰った。
階上漁協小舟渡漁業生産部会(大平義治部会長)の協力により実施。日頃から住民が海岸清掃を行っていることから、海産物を地元に還元し、自然や水産業に親しんでもらおうと開催に至った。
好天に恵まれ、参加者は45分間、岩場に成長したフノリを手摘みした。周囲には、海藻や生き物を見つけてはしゃぐ子どもの声と穏やかな波音が響き渡った。
町立石鉢小2年の田村悠斗君(7)は「カニをいっぱい見つけることができて楽しかった。フノリはおつゆに入れて食べたい」と笑顔を見せた。