Freeウミネコ保護、気持ち新たに 八戸・蕪嶋神社で例大祭
八戸市の蕪嶋神社(野澤俊雄宮司)で3日、例大祭が行われた。神社が立つ蕪島は今年、ウミネコ繁殖地として国天然記念物指定100周年を迎えた。総代や関係者ら約100人がウミネコの保護に気持ちを新たにしつつ、新型コロナウイルスの早期終息や地域の平穏を祈った。
例大祭は同神社の再建後、3回目。例大祭の付け祭りとして4月に行われる「蕪嶋まつり」は今年も中止が決まっている。
祝詞奏上に続き、地元の中学生が鮫神楽の「鶏舞」を躍動感いっぱいに披露した。参加者が玉串を奉納した。
野澤宮司は取材に「新型コロナの問題だけでなく、世界では争いごとで尊い命がなくなっており、世界の平和への願いを込めた」と思いを説明。100周年の節目に当たり、「新しいスタート。島に来ているウミネコをこれからも守っていきたい」と話した。