青森県信用組合（堀内元博理事長）は２８日、今春入学する生活困窮世帯の高校生を対象とした、返還不要の奨学金制度を創設したと発表した。創立５０周年事業の一環で、初年度となる２０２２年度は４月４～２８日に募集。１人当たり１０万円を一括給付する。募集人員は５人で、選考を経て受給者を決定する。

　対象は県内に住所がある母子・父子家庭、住民税非課税世帯などの学業に熱意がある今春入学の県内高校生。

　世帯の収入要件は、給与所得者の源泉徴収票の支払額が税込み２７０万円以下、給与所得者以外の所得が同１３５万円以下。住民税非課税世帯の収入要件に制限はない。

　応募方法は所定の申込書など必要書類を県内の各営業店窓口へ提出する。申込書類は各営業店で配布するほか、組合のホームページにも掲載する。

　問い合わせは県信用組合総務部＝電話０１７（７３９）７１１０＝へ。

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