Free「父を亡くした子供達に」 八戸市に匿名で10万円の寄付
父親を亡くした子どもたちのために使って―。八戸市は9日、市長宛てに匿名で現金10万円の寄付があったことを明らかにした。現金に添えられていた手紙の内容を尊重し、市の遺児対策事業に活用する方針。
市によると、8日午後4時40分ごろ、市庁本館の出入り口に設置した「市長への手紙」の受付箱に、「八戸市長様」と宛名が書かれた封書が投函(とうかん)されているのを職員が発見。折り目の付いていない1万円札10枚と一緒に、「父親を亡くされた子供達に」とだけ記した手紙が同封されていた。
市は寄付者の意向を踏まえて受納し、入学や卒業の祝い金、弔慰金といった遺児対策事業に充てる。
市子育て支援課の夏井幸子課長は取材に「このような形の寄付に驚きつつ、大変ありがたいと感謝している。(寄付者の)温かい気持ちに沿うように活用させていただく」と話した。
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