FreeむつにBPOセンター開設へ 市と事業者が立地協定
青森県とむつ市は3日、自治体や企業の事務代行業務を手掛けるエスプールグローカル(東京・浦上壮平社長)と立地協定を締結した。同社は3月中旬にも、同市役所本庁舎内にBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)センターを開設。正社員を中心とした従業員40人を地元で採用する。
同社は、弘前市や北海道北見市などにBPOセンターを開設しており、むつ市は7カ所目となる。EC(電子商取引)サイトのコールセンター業務や、各地の自治体や企業向けのICT(情報通信技術)を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)推進業務を行っている。
同日は、オンラインで調印式を開き、浦上社長や柏木司副知事、宮下宗一郎市長がそれぞれ調印書にサインした。
浦上社長は「地方ならではの人に優しいデジタル化を進めたい」と強調。宮下市長は「庁舎内にこうした企業を誘致するのは全国初のケース。新たなモデルとなるよう協力していきたい」と語った。