Free5万トン割れ、八戸港が12位に下落 全国水揚げランキング
八戸市水産事務所は29日、2021年の全国主要港の水揚げランキング(25日現在の速報値)を発表した。八戸港は数量が4万4443トン(前年比27・3%減)の12位、金額は86億6264万円(34・8%減)の14位と、ともに10位だった昨年から順位を落とした。
数量、金額ともトップ10に届かないのは1970年代以降で初とみられる。上位はいずれも前年比がプラスかマイナス15%以内にとどまっており、同事務所は「八戸港の落ち込みの大きさが際立っている」と分析している。
同事務所が毎年、主要港の22市場・25団体に聞き取り調査をして作成。数量が上位3港、金額は上位5港が前年と変わらなかった。
三陸の石巻港(宮城)は数量で長崎に抜かれ5位に後退、気仙沼港は二つ上げ7位になったほか、金額では一つアップし、6位に食い込んだ。下関港は11月末、釧路港は12月22日までの数値で、順位は今後、変動する可能性がある。
八戸港の21年の販売は29日で終了。30日から翌1月4日まで休場となり、5日の新年の初売りから再開する。