Free「働く女性にごほうびを」 洋野山葡萄ワインに甘口登場
洋野町の大野ふるさと公社(理事長・水上信宏町長)は、「洋野山葡萄(やまぶどう)ワイン」の甘口を新たに開発し、今月から発売している。コンセプトは「働く女性たちの週末ごほうびワイン」。すっきりとした甘さと、かわいらしいラベルを売りにする。
同公社は、同町産のヤマブドウを使ったワインを2000年から発売。辛口のみを販売してきたが、より飲みやすく、親しみやすい商品を目指して甘口を加えた。
原料のヤマブドウは、大野地区で35年ほど栽培を続ける下川原重雄さん(68)らが糖度20度まで熟成させてから収穫した。ラベルデザインは盛岡市のイラストレーターで漫画家の森優さんに依頼。イソップ童話「きつねとブドウ」をモチーフにした。醸造は葛巻町の岩手くずまきワインに委託した。
下川原さんは「何年にもわたって品種を選び抜いたヤマブドウから、飲みやすくおいしい甘口ワインが出来上がった。多くの人に味わってほしい」と町の新たな特産品の誕生を喜んだ。
販売は11日に開始。町内のおおのキャンパスやスーパー、八戸市の八食センターなどで取り扱う。価格は町内2420円(税込み)、町外2970円。